アニメによるコミュニケーション

 ジャパニーズコミックとビデオゲームは、海外でも馴染んできてる。という事実。特にアニメは浸透著しく、アメリカの子供文化を根こそぎかっさらってる印象だ。スポンジボブや、ミッキーを超える主張。アニメが後押ししてのゲーム売り上げという側面も。
 パワーレンジャー(戦闘シーンは日本の戦隊物を使ったアメリカの実写番組)」に始まり、続いて「ポケモン」、「遊戯王」「ハム太郎」「ドラゴン・ボール」「ガンダム」とヒットは続いているのが現状だ。いわゆるオタク系のハードなアニメファンだけではなく、普通の子供たちが普通の感覚で日本製アニメを見て育ってる。特に日本製という意識もなく「パワパフガールズ」と同じように、ごく一般的なラインナップの中に溶け込んでいるようだ。
 これらの事実は今後の国際交流に多大な影響がでる。と大層に言っても差し支えない程の大事実だ。この前見たテレビで日本にやってきてホームシックにかかった中学生が、バンダイガンダムショップについた途端、ジャンプして走り回ったという現象がその一例。深刻なトラブルを解決する議会の合間に、ガンダムの話で和むことができるからだ。子供時代に好きだったものはその人の人格を彩る。つまり、出所は同じ意識を持って望めるワケだ。これは大きい。

 若干異なるのは、日本には、大人も楽しむ少年マンガとか、サザエさん等の家族物があるのに対し、アメリカのアニメは幼少の子供を対象にしたものに限定される所。これは歴史が浅いからとも言えるかも知れない。次の世代のパパママは、アニメ擁護派に寄ってくるだろうし。
 また、最近のアメリカ人が知っている日本語の1つで、「Hentai(ヘンタイ)」がある。実写で不可能なポルノ(例:怪物に女の子がチョメチョメされる)などのことで。それらを観たいがために日本のアニメに走る人も見受けられるとのこと。