童貞のコミュニケーション

僕は童貞が好きだ。
知っちゃった人よりも、知りたい知りたいと知りたがってる人の方が、必死だから。必死だ。ということは何にも変えがたい尊いことだから。人生80年とすれば、世界の人間の4分の1は童貞(処女)だ。そんなに多くの人が、人間において決定的な「何か」を、おぼろげながら知っていて、そいで、肝心の具体的な体験がなく、それ故に非常に興味が高いということが、面白い。

1/4の若人が、人生における初体験のその日の為に、日々奔走しているのは、知ってしまった自分から見れば、眩しいことであり、羨ましいことだ。分からないからこそ、一生懸命であり、チャレンジャーなのである。ので、最近は僕も、自分の分からなさ加減を、しっかり確認して肝に銘じておけば、今よりもチャレンジャーになれると信じ、今更ながら「めざせ!童貞」「おいこせ童貞!」の日々である。

世間のマーケティングデータや、販売動向データなど、年齢、性別、車を所持しているか、既婚か未婚か...、そんなことよりも、性行為が未経験なのか体験済みなのか? 思いを引き裂かれるほどの恋愛をしたのか どうか?などの方が、今後ための健全な人間社会のために重要な情報なのではなかろうか? どうでしょうか? というわけで私は、童貞専用ビデオゲーム。を制作開始。こう御期待!